蓮見聖都のフランス留学記〜ブルゴーニュ・シャサーニュ・モンラッシェ編part2〜
こんにちは。蓮見聖都です。現在、フランスでフランス語とワインの勉強のために留学しています。このブログでは、その留学生活の様子をお届けしたいと思います。
ハスミワインのYouTubeチャンネルでは、留学中に訪れた街や村、生産者の元を訪れた時の様子をアップロードしていますので、ぜひご覧ください。現地のリアルな様子や雰囲気を感じ取っていただけると思います。(Youtubeはこちらからご覧ください!)
今回も引き続き、シャサーニュ・モンラッシェのローラン・ピヨの元で仕事をしている時のことをまとめます。今回はCAVEでの仕事についてです。前回は畑仕事の記事ですので是非ご覧ください!(畑仕事ブログはこちらから)
CAVEとは、樽やステンレスタンクなどが置いてある貯蔵庫のような場所です。生産者たちはここで樽からワインを試飲し寝かせる期間を決めたり、ワインが今どういった状態なのかを判断したり。ボトル詰めされるまでワインを管理する場所です。
そのような場所で、私がしたことを紹介します。まずは樽の清掃です。
ローラン・ピヨもですが、初めて使う新樽、2年目、3年目の樽を使用するなど、ワインによって使う樽を決めますが、中には一度樽の中を大量の水で清掃し、一度使用を止める樽もあります。
樽の決め方や、清掃することなども生産者の想いが詰まっていますので、理解し共有したいと思います。
まず、樽の中を水で洗い流している動画です。
このように、樽を持ち上げる道具と水を噴射する道具を使って樽の中を洗い流します。約5分ほど大量の水を樽の中に流し清掃します。(樽の重さは約300KG。1樽から約300本ボトル詰めをします。)
次に、樽の外側を掃除します。高圧洗浄機で一気に水を吹きかけワインの跡などを吹き飛ばします。気持ちがいいですね。
動画の通り、高圧の水で剥がれかけている木や、樽からワインがこぼれた時の跡、埃などの汚れをキレイにします。
樽の清掃は以上です、この後は天日干しをし乾かした後保管します。
CAVEの中の仕事の紹介です。
写真の作業は「ウイヤージュ」という作業です。
樽の中で熟成されているワインは日に日に自然蒸発で少なくなっていきます。そうすると、ワインが空気に触れる量が多くなってしまい、酸化してしまったりと不具合がでてきてしまうそうです。
そこで、ローラン・ピヨのところでは、ステンレスタンクに貯めているワインをジョウロにいれ、樽の隙間を埋める作業をします。(白、赤両方行います)ブルゴーニュでは珍しいそうです。
以上が私のいる期間に行ったCAVE内での仕事内容です!他にも樽にSO2(亜硫酸塩;酸化防止剤)を加えたり、ワインを樽から樽への移動、勿論試飲などさまざまな仕事があります。
Youtubeにも動画をあげていますので是非ご覧ください!
CAVE内とは少し異なりますが、出荷作業も勿論します!
次回は、ブルゴーニュの生産者編です。
ここまで読んでいただきありがとうございます。では、また。
ハスミワイン
蓮見聖都