蓮見聖都のフランス留学記〜ブルゴーニュの生産者編Part2〜
こんにちは。ハスミワインの蓮見聖都です。フランスにてハスミワインが輸入している生産者に全員会ってきましたので、このブログでは、その留学生活の様子をお届けしたいと思います。
ハスミワインのYouTubeチャンネルでは、留学中に訪れた街や村、生産者の元を訪れた時の様子をアップロードしていますので、ぜひご覧ください。現地のリアルな様子や雰囲気を感じ取っていただけると思います。(Youtubeはこちらからご覧ください!)
前回はオートマルヌ圏の生産者達ついて簡単にまとめましたので、今回は、ブルゴーニュの生産者Part2の様子を簡単にまとめていきたいと思います。(オートマルヌ圏の生産者編はこちら)
まずは、シャブリのフランソワ・セルヴァン

ハスミワインでは、長く輸入をしており、日本大好きのセルヴァンは度々日本に来日するので、もしかしたらあったことのある方も多いいかも知れませんね。
そんなセルヴァンの畑ですが、特徴的なのは牡蠣の化石などが多く見られる「キンメリジャン土壌」が特徴的です。畑によってキンメリジャンや石灰岩の量の違いはありますが、基本的に小さい牡蠣などの貝殻の写真を見る事ができます。また、山なりになっている土地が多く、太陽のよく当たる片面は1er CruやGrand Cru反対側の片面は村名畑が広がっていたりと、地図を見るだけでもなかなか面白いエリアとなっています。


セルヴァンのドメーヌですが、メインのワインは「ドメーヌ・セルヴァン」のワインです。しかし、我々ハスミワインが輸入しているのは「マルセル・セルヴァン」。マルセル・セルヴァンのワインはセルヴァンとの最重要顧客としての関係があるからこそ輸入できています。フランス国内でも出回っていませんし、世界でもアメリカに住んでいるセルヴァンの個人的な友人に少量輸出しているのみで、メインで輸入してるのは世界でも日本のハスミワインのみとなります。
ドメーヌ・セルヴァンのワインも言わずもがな素晴らしく美味しいですが、マルセル・セルヴァンのワインはさらに熟成期間が長かったり、使用する樽や畑の場所が少し違かったします。さらに濃い味わいやミネラル感を楽しむ事ができます。
個人的な話ですが、今回の滞在中にシャブリワイン騎士団にも推薦してくれ、入団してきました。



続いては、メルキュレイのトゥーロウ・ジュイヨです。

トゥーロウジュイヨの畑の1er Cruは、固まった場所にあります。谷になっている斜面エリアに畑を所有し、標高は300Mほどです。鉄を含む赤の混じった色をした土壌で、石灰岩室土壌でもあります。

奥に見える、少し凹んでいる3ラインある畑が1er Cruのエリアです。

彼らのワインは、白ワインは全体的にエレガントで丸みがあり、優しく丸みのあるワインです。レモンをつけた貝、魚料理との相性抜群です。
赤ワインは、パワフルさよりも綺麗で透き通ったようなイメージです。アロマティックさを感じ、新緑のイメージが湧く優しいワインです。是非、優しいワインに包まれる体験をしてみて下さい。


続いては、プイィ・フィッセ、プイィ・ロシェのクロデロックです。

ドメーヌの名前はフラグシップワインである畑の<クロデロック>からそのままつけたそうです。2つの大きな岩の観光地や岩で作られた教会があったりと何かと岩に縁のあるエリアです。
またこのエリアに多い岩山の影響で斜面の向きや標高の変化が他のブルゴーニュエリアより大きいそうです。


彼は白ワインのみを造ります。全体的にロングテイストでエレガント。香り高くリッチでぼっリュームのあるワインです。食事の進むワインでもあります。熟成期間の少し長めのワインや酸味高い物、蜂蜜のようなフローラルで深みのある香りのものなど、s食事との相性が抜群にいいです。



ブルゴーニュ最後は、ムルソーのシャヴィシュエです。

ムルソーの中心部にドメーヌを構える超名門ドメーヌです。ドメーヌから歩いて行ける場所にシトー派修道院が開拓した畑をモノポール(1区画全て保有)を保有しています。冬に行きましたが、地面には草がいっぱい生えており、土壌を寒さから守ってくれるそうです。


彼の造るワインは全体的に女性的でエレガント、ミネラルいっぱいで酸味も感じられるのが特徴的ですが、どこか直線的なスッと通るものも感じます。
白も赤も代表的なエリアのワインが揃っているので、ぜひ飲み比べて楽しんでください。



以上、今回はブルゴーニュの生産者編Part2簡単な紹介でした。
名前にとらわれず、彼らの素晴らしいワインをぜひお楽しみいただければと思います!
次回のブログもお楽しみにお待ちください。
ここまで読んでいただきありがとうございます。では、また。
ハスミワイン
蓮見聖都