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2024.3.8.

〜本とワインのマリアージュ〜 Vol.2

本を読んでいると、なんだかお酒が飲みたくなる・・・できればちょっと上等なヤツを。
そんな至福の時を過ごすための「一冊とワイン」のマリアージュ。
今回は、高橋修一さん著、「知的住まいづくり考」 TBSブリタニカ × カルヴァドスです。

人には忘れることのできない旅の宿がある。
今回のご紹介は、広島県廿日市市、宮浜温泉の「石庭」さんです。
世界遺産「宮島 厳島神社」の対岸にあるお宿です。

まず落ち着いた日本庭園。そして庭からの自然な風を感じる、ゆったりとした主室。
主室から階段で2階に上がれば、わたしが勝手に「殿の湯」と呼ぶヒノキのお風呂があるお部屋。このお風呂はサロンのような雰囲気。オーディオやソファーがあり、「裸でくつろいでもOK」です。シャンパンをお忘れにならないよう!

またお庭から続くライブラリーテラス。大きな窓からは、瀬戸を借景に、お庭を眺めながら、少し強めのお酒を楽しむのもおススメ。
こちらにはいくつか「椅子」が置いてあります。どれも素晴らしい作品で、座りごこちが抜群です。遠く海外からも、この椅子に座るためだけに、毎年このお宿を訪れる方もいるとか!座っておいて損はなしです。
こちらの宿には、「石庭文庫」とでもいうべき、多くの蔵書が収蔵されています。お気に入りの本を読みながら、お酒と景色を楽しみながら、最高の椅子にまどろむのが定番です。できれば少し早めに宿に着き、ここで過ごすひと時も至福です。

「知的住まいづくり考」は、たまたま手に取った本。「豊かな住まいが豊かな街をつくり、本物を知ることが深みのある人を造る」、と訴える本書。・・・・
前書き・・・5年前、ハメルーンの街から子供がいなくなる。笛吹きの男が、笛1本で街中の子供を山のかなたへ連れて行ったという。それが5年目のある日、不意に子供たちがふいに帰ってきた。子供たちは「山のあなたの空遠く、さいわい住むと人のいう国にいた」という。

ハメルーンの街には音楽はなく、経済成長をとげ、綺麗に舗装された道路、工場が建設され、山は削られて住宅は密集していた。子供たちは音楽を聴かないまま大人になった。彼らはいつのまにか日本人になっていた。働いて、寝て、食うだけの日本人の大人になっていた。
ホント、ゾッとした出だしです。
「知的住まいづくり考」・・・「カルヴァドス」とともに、ぜひお楽しみくださいね!

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