蓮見聖都のフランス留学記〜フォジェールでの収穫編〜
こんにちは。ハスミワインの蓮見聖都です。現在、フランスでフランス語とワインの勉強のために留学しています。このブログでは、その留学生活の様子をお届けしたいと思います。
ハスミワインのYouTubeチャンネルでは、留学中に訪れた街や村、生産者の元を訪れた時の様子をアップロードしていますので、ぜひご覧ください。現地のリアルな様子や雰囲気を感じ取っていただけると思います。(Youtubeはこちらからご覧ください!)
前回はロワール地方の生産者について簡単にまとめましたので、今回は、3箇所で収穫をしてきましたので、その様子を簡単にまとめていきたいと思います。(ロワール地方生産者編はこちら)
今回収穫に参加してきたのは、フォジュール、シャサーニュ・モンラッシェ、シャブリの3つのエリアの収穫に参加してきました。
まずは、フォジュールのシャトー・リクイエールでの収穫の様子です。
リクイエールの所では、樹から収穫したブドウを小さいバットに分けて収穫をします。大きいタンクの様なトラックに直接ブドウを入れる生産者も多いですが、伝統的な小さいバッドにブドウを入れることで、ブドウへの圧力や接触を極力減らし、ブドウを出来る限り余計な傷を付けずにプレス機まで持っていく事ができます。その代わり、バッドを積むトラックと畑との往復、人手、時間がかかるので大変な作業です、、。
リクイエールでは、「全て手摘み」です。経験するまでは、機械収穫か手摘みかを言われても、そうなんだ。程度にしか思っていませんでしたが実際に経験すると本当に大変な作業です。足腰も痛くなり、暑さもありますがブドウへの最大限のリスペクトを持って手摘みで収穫しているのが身に染みて分かりました。(勿論、機械収穫が悪いというわけではありません、それぞれにメリットとデメリットがあります)
一つの畑の収穫が終わり次第すぐにCaveに戻りプレス機にブドウを入れます。絞った後のジュースはタンクに移動し、アルコール発酵が始まります。この作業の繰り返しが収穫作業になります。
南フランスらしいハツラツとしたブドウや、自然に対し最大限のリスペクトを払い、わざわざ言わなくても当たり前にナチュラルな、Bio農業を行っています。日本にいると商売トークではよく聞きますが、ここまで自然に体現しているのを目の当たりにすると感動の一言では収まりません。そのワインを日本に輸入できていること、外国人で流暢に言葉を話せなくても快く受け入れてくれる懐の深さに感謝でいっぱいです。
以上、今回はフォジェール、シャトー・リクイエールでの収穫の様子の簡単な紹介でした。
南フランスらしい軽やかなワインや、強さもある赤。さまざまなキャラクターのあるワインをぜひお楽しみください!
次回はブルゴーニュ地方の収穫の紹介です。
ここまで読んでいただきありがとうございます。では、また。
ハスミワイン
蓮見聖都