FEATURE 特徴

  • 力強くも繊細

    彼のワインは、華美な装飾がなく、「伝統的で普遍的な美しさ」を感じることができます。昔からの伝統を重んじる造りですが、味わってみると、現代でもなぜか古めかしさを感じない。静粛な「美」であり、いつの時代にあってもやすらぎを覚えるような、そんな時代とともに価値が落ちることのない存在であると認識できます。力強さと、繊細な果実味との融合が素晴らしい。
  • 伝統の製造方法

    7世代続く伝統のマセラシオン・ショー。最初の発酵は7度くらいでの低温発酵、次に最高35度まであがるような発酵をする秘伝が、ムシュー・ゲのワインをかたち造ります。まさにこれは職人の仕事です。構成の頑固さを最大限に表現したムシュー・ゲのワインは、若くして味わう時にも今の良さを十分に味わえます。畑には自転車で来る、ちょっとおちゃめな場面も。
  • 飲み頃ワインを提供

    ブルゴーニュでは数少なくなりましたが、自身の地下蔵で飲み頃になってから出荷するという姿勢を、基本的には貫いています。バック・ヴィンテージのストックが豊富で、時々そのワインを飲む機会に恵まれますが、10年、20年経っていたとしても、新鮮さ、あでやかさを失うことがない、本物の「古酒」であることに驚かされます。
  • 足掛け5年でようやく

    ショレイの村に、フランス国内でもあまり見かけないが、すんごい造り手がいるとのうわさを聞きつけ、やってまいりました。初めて会った時には、日本には絶対に出荷しないと言われました!鷹のような鋭い眼が、ホントおっかない印象でした。個人のお客様を中心に、オランダとイギリス以外(それもほんのちょびっと)輸出したがらないところを口説いてまいりました。5年かかりました。素晴らしいクオリティーと複雑性、しっかりとした上品さがただよう。コルトンを筆頭に、アロース・コルトン、ラドワ、サヴィニ・レ・ボーヌ、ショレイ・レ・ボーヌ・・・フランソワ・ゲさんの描く、ワイン・アトラスを、ぜひお楽しみ下さい!